◆ 今週の分子 ◆
連載96(2005/09/08〜):
ヌクレオソームコアの構造例(PDBデータ1EQZより)
= 丸善「化学便覧 基礎編 改訂5版」CD-ROMに収載されているPDBデータから =

 丸善の「化学便覧 基礎編」の『分子構造と結晶構造』の章には,分子の結晶構造や生体分子の構造がカラーで掲載されていて見ているだけでも楽しいのですが,昨年出された,

では,CD-ROM版ということで検索なども容易になり,書籍電子化の流れを実感しながら楽しんでいます。
 今回は,その中に掲載されている生体高分子のいくつかを表示できるようにしてみました。初期表示は,少し時期が早いですがクリスマスリースにも見えるデータを取り上げてみました。表示変更でいろいろ楽しんでみてください。


    化学便覧に出てくるPDBデータ(初期表示は図16.46(b)の1EQZ
    ※PDB-IDクリックでオリジナルデータへ(ボタンがあるものは上に表示)
  • 図16.46 タンパク質核酸複合体 (a)IHF:1IHF ,(b)ヌクレオソームコアの構造:1EQZ
  • 図16.47 tRNA の構造:4TRA
  • 図16.48 リボザイムの構造:1GID (A鎖)
  • 図16.49 シアノバクテリアsynechococcus elongatusの光化学系I複合体の構造:1JB0
  • 図16.50 ウシ心臓のミトコンドリアのシトクロムc 酸化酵素の構造:2OCC (A鎖)
  • 図16.51 ウシ心臓ミトコンドリアF1-ATPアーゼの構造:1H8E
  • 図16.52 アフリカツメガエルのヌクレオソームコア粒子の構造:1KX5
  • 図16.53 Thermus thermophilus のリボソーム30Sサブユニットの構造:1IBL
  • 図16.54 Haloarcula marismortui のリボソーム50Sサブユニット:1KQS
  • 図16.55 風邪ウイルスであるライノウイルスHRV 16の構造:1AYM (部分構造;全体構造は下図)
      [注]筆者所有の版のCDでは1AMYと誤記

    HRV 16の全体像の画像(PDB)

バックボーン 二次構造
DNA/RNA(ATGCU
リガンド表示 OFF
水分子表示  OFF

全選択 リガンド選択 タンパク質選択
DNA/RNA全選択 同バックボーン選択
空間充填 球棒 スティック OFF
CPK アミノ色 | ラベル表示 OFF
酸性・中性・塩基性アミノ酸区別
極性・非極性区別
疎水性インデックス順(タンパク質)
等電点順
Dot Surface表示 OFF
水素結合(細) 同(太) OFF
光沢表示 OFF 光量30% OFF
背景・黒 背景・灰 背景・白
回転 OFF 画像をクリップボードへコピー


※amino表示の凡例
ASP GLU CYS MET LYS ARG SER THR PHE TYR
ASN GLN GLY LEU VAL ILE ALA TRP HIS PRO

= 以下の表示はアミノ酸の親水性・疎水性参照 =
酸性中性芳香族〉・塩基性アミノ酸区別表示の凡例
ASP GLU GLY ALA VAL LEU ILE CYS SER THR
ASN GLN PRO MET
 PHE TYR TRP LYS ARG HIS

極性酸性塩基性〉・非極性(疎水性)アミノ酸区別
SER THR TYR CYS ASN GLN ASP GLU LYS ARG
HIS
 GLY ALA VAL LEU ILE PHE PRO MET TRP

※疎水性インデックス順
ARG LYS ASN ASP GLN GLU HIS PRO TYR TRP
SER THR GLY
 ALA MET CYS PHE LEU VAL ILE

※等電点順
ASP GLU CYS ASN PHE GLN TYR SER MET TRP
VAL GLY LEU
 ALA ILE THR PRO HIS LYS ARG


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