薬物分子の補足
iモルダ分子リスト/薬物

 多くの薬物分子モデルを参照する際のヒントになる一文を以下に紹介します。

●生田哲,「脳と心をあやつる物質」,講談社ブルーバックス(1999)
◎p.53:"どうやら、このC-C-N結合は脳と心をあやつる伝達物質に共通する結合パターンのようである。"
◎p.55:"脳を興奮させる物質の多くは「亀-C-C-N」結合を持っている。「亀-C-C-N結合は脳を興奮させる」と覚えておこう。"
※「亀」はベンゼン環など芳香族性の環のこと。下図はその例として,薬物ではないがアドレナリン分子の「亀-C-C-N」部分を球棒形式で示したものです(iモルダとは原子の色が異なる)。

※「亀」を含まない「C-C-N」結合の例も多数あり,iモルダ分子リスト掲載のGABAなどが相当します。

◆参考文献&サイト
・山川浩司・金岡祐一・岩澤義郎,「メディシナルケミストリー 第4版」,講談社サイエンティフィク(1998)
・水谷修,「薬物乱用 いま、何を、どう伝えるか」,大修館書店(2001)
・鈴木陽子,「麻薬取締官」,p.45,集英社新書(2000)
・中村希明,「薬物依存」,講談社ブルーバックス(1993)
薬物乱用防止「ダメ。ゼッタイ。」HP情報例(i-Google変換版)
「the alkaloide」情報例(同上)

"脳と心をあやつる物質"(PC版)
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