◆ 高分子のIR/食品用ラップ ◆
分子振動データ集メニュー | 分子振動アニメーションデータリスト

参考振動モデルの元データ計算:吉田弘ほか(計算方法…密度汎関数法のB3LYP/6-311+G**)‖ Chimeデータへの変換・HTML作成:本間善夫

※振動モデル欄の数字は 波数/cm-1。Electrostatic PotentialおよびLipophilic PotentialのボタンはアニメーションをOFFにしてから押してください。
ラップの種類 IRスペクトル 参考振動モデル例
(低分子の場合)
ポリエチレン
(PE)

空間充填  球棒モデル
アニメーション  OFF
Electrostatic Potential
Lipophilic Potential

メタン
実測=2917,計算=3023



空間充填  球棒モデル
アニメーション  OFF
Electrostatic Potential
Lipophilic Potential

エチレン
実測=1444,計算=1472

ポリ塩化ビニリデン
(PVDC)


[注] ハロゲン化物のIR特性吸収帯としては,830〜600cm-1以下のC-Cl伸縮振動があげられている(「有機化合物データ集」,p.204)。しかし低波数領域であるため,一般にハロゲン化有機化合物の有用な吸収帯とはならない(「ボルハルト・ショアー 現代有機化学」,p.479)。


空間充填  球棒モデル
アニメーション  OFF
Electrostatic Potential
Lipophilic Potential

クロロメタン
実測=732,計算=711



空間充填  球棒モデル
アニメーション  OFF
Electrostatic Potential
Lipophilic Potential

塩化ビニリデン
実測=1627,計算=1659

※IRスペクトルデータは1985年に測定したもので,食品用ラップも当時の市販品である。


「生活環境化学の部屋」ホームページ | 「分子の形と性質」学習帳