◆ ビタミン D3の活性化と不活性化 ◆
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プロビタミン D3の活性化と活性型ビタミン D3の不活性化の経路
※下記文献 1) のpp.129-130図4.12および図4.13の反応経路図を参考に作成.
1) 大村恒雄・石村巽・藤井義明 編,「P450の分子生物学」,講談社サイエンティフィク(2003)
2) 北泰行・平岡哲夫 編,「創薬化学 −有機合成からのアプローチ−」,p.128,東京化学同人(2004)


プロビタミン D3
(7-デヒドロコレステロール)
静電ポテンシャル
親油ポテンシャル
OFF
紫外線
──→
皮膚

プロビタミン D3
 
静電ポテンシャル
親油ポテンシャル
OFF
       
熱反応↓皮膚
 

25-ヒドロキシビタミン D3
(カルシジオール)
静電ポテンシャル
親油ポテンシャル
OFF
肝臓
←──
 
CYP2D25
←──
(ブタ小胞体)

CYP27A1
←──
(ミトコンドリア)


ビタミン D3
(コレカルシフェロール)
静電ポテンシャル
親油ポテンシャル
OFF
 
CYP27B1↓腎臓
 
     

活性型ビタミン D3
1α,25-ジヒドロキシビタミン D3
(カルシトリオール)
静電ポテンシャル
親油ポテンシャル
OFF
     
 
CYP24↓24位水酸化 *
 
* 他に23位水酸化を経て別の不活性最終生成物になる経路もあるが,何れもCYP24が関与.

1α,24,25-トリヒドロキシビタミン D3
 
静電ポテンシャル
親油ポテンシャル
OFF
CYP24
──→
 

不活性な最終生成物
カルシトロン酸
静電ポテンシャル
親油ポテンシャル
OFF


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