◆ 低用量ピル/エチニルエストラジオールほか ◆

ピルの話題 (2)Jmol版

 1999/06/02の中央薬事審議会で,1990年から申請されていた低用量ピル(経口避妊薬)の承認が決定されました.医師の処方が必要な医療用医薬品として認められたもので,1999年8月にも販売される見通しとなりました.
 性感染症の拡大や副作用などに対する懸念もありますが,欧米では以前から使われている実績もあり,女性の側から避妊ができることから歓迎する声は大きいものがあります.公的機関,医師,製薬会社の正確な情報提供と,利用する男女双方が正しい知識を持つことが必要とされています.

【参考】 ChemscapeChimeマニュアル(Electrostatic Potential,Lipophilic Potential表示について)









Electrostatic Potential  Lipophilic Potential

17β-エストラジオール(17β-Estradiol)
(17β)-estra-1,3,5(10)-triene-3,17-diol
C18H24O2;分子量=272.37,融点=173-179℃
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Electrostatic Potential  Lipophilic Potential

エチニルエストラジオール(ethynyl estradiol)/卵胞ホルモン
(17α)-19-norpregna-1,3,5(10)-trien-20-yne-3,17-diol
C20H24O2;分子量=296.41,融点=141-146℃
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Electrostatic Potential  Lipophilic Potential

ノルエチステロン(norethisterone,norethindrone)/黄体ホルモン
(17α)-17-hydroxy-19-norpregn-4-en-20-yn-3-one
C20H26O2;分子量=298.43,融点=203-204℃
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