◆ アトピー新薬/タクロリムス(カネボウ美白化粧品問題含む) ◆
タクロリムス(Chime版)鍵と鍵穴の例(分子とは?)

2013年にカネボウ化粧品の成分ロドデノール(rhododenol)によるとされる白斑症状が大きな問題となり,タクロリムスが治療薬として注目されています。
※治療に関する最新情報 → 日本皮膚科学会患者さん向けFAQ 2014/0407改訂版

《以下はアトピー関連の旧記事》
 1999/05/31の朝日新聞に,成人のアトピー性皮膚炎の新しい薬としてタクロリムス水和物の軟膏剤が中央薬事審議会で承認される見通しになったとのニュース.アトピー性皮膚炎の薬としてはステロイド外用薬が用いられていたが,副作用があったため,今回の薬はその副作用が無いのが大きな特徴となっている.ただし,皮膚への刺激が強いなどの欠点もあり,小児や妊婦への影響などについて今後も安全性調査や臨床試験が継続される.
 タクロリムス水和物は,もともと臓器移植の際の免疫抑制剤として用いられていたものである.

タクロリムス(tacrolimus)
※ロドデノール,ラズベリーケトン,ビタミンD3の表示も可能
タクロリムス
ロドデノール(rhododenol;4-(4-hydroxyphenyl)-2-butanol 異性体あり)
参考: ラズベリーケトン(raspberry ketone;4-(4-hydroxyphenyl)-2-butanone)
ビタミンD3〈コレカルシフェロール〉 活性型Jmolビタミン

空間充填 球棒 球60% スティック(太) 針金
Jmol色 Rasmol色
  
背景・黒 灰 白 


タクロリムス(tacrolimus)
C44H69NO12;分子量=804.03

※タクロリムス水和物(tacrolimus monohydrate)
C44H69NO12・H2O;分子量=822.05,融点=127-129℃

ChemFinder WebServerの化合物情報
Protein Data Bankの関連情報;1BKF(Isomerase)
Hetero-compound Information Centreの関連情報
タクロリムスの副作用情報の例医薬品等安全性情報
タクロリムスバイオ博物館「昔からあったバイオ:醸造技術」


【参考】Isomerase(異性化酵素)に結合している免疫抑制剤タクロリムス

タクロリムスが結合したタンパク質の例 1BKF

バックボーン 二次構造
全選択 タンパク質選択 リガンド選択 

空間充填 球棒 球60% スティック 針金 消去
アミノ色 Chain色 CPK色 ‖ Jmol色 Rasmol色
濃赤 濃青  ピンク 濃ピンク  

酸性・中性・塩基性区別 極性・非極性区別
疎水性インデックス順 I/O値順(特性基 R) 等電点順
コンホメーション選択性(αヘリックスβストランド#
水素結合(太) OFF
 
 
背景・黒 灰 白 

1BKFのPDBsumデータ

1BKFのPDBsumデータ1bkf_FK5
空間充填 球棒 球60%
CPK色 酸性・中性・塩基性 I/O値順
背景・黒 灰 白 




タクロリムス(FK-506)結合タンパク質等で示す,タンパク質において離れているアミノ酸が協調作業を示している状態
2fke(LigandはFK-506)・1j4r(LigandはFKB-001,C35H42N2O6F2)を例に → PDB部分データリスト
左:2fke・1j4rと同じ下記アミノ酸配列ですべてα-helix構造にしたもの(MOLDA for Protein Modeling;http://www.molda.org/molda-p/download.html*で組立て)とSITE部位の強調表示
  GVQVETISPGDGRTFPKRGQTCVVHYTGMLEDGKKFDSSRDRNKPFKFMLGKQEVIRGWEEGVAQMSVGQRAKLTISPDYAYGATGHPGIIPPHATLVFDVELLKLE
中2つ:実際の2fkeとその活性部位(アミノ酸はすべてamino色表示)
右:2fkeの活性部位と同じ配列番号のアミノ酸をSITEとした1j4r
 ※参考:タンパク質の構築原理(理研ゲノム科学総合研究センター/タンパク質構造・機能研究グループ)*



A〜Cの3本のChainで囲まれたタクロリムスの例(1tco;C鎖のSITE配列は2fkeと同じ) → PDB部分データリスト



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