◆ 2002年度ノーベル化学賞/生体高分子の新構造解析法開発 ◆
分子モデルで見るノーベル賞(Jmol版)

*** 2003年のノーベル化学賞については,今週の分子(2003/10/09)に掲載!! ***

 2002年度はノーベル物理学賞と化学賞を日本人が同時受賞することができました。
 化学賞は,タンパク質の構造解析に新しい道を切り拓いた,ジョン・B・フェン博士と田中耕一氏(質量分析〔MS〕法の業績),およびクルト・ビュートリッヒ博士(核磁気共鳴〔NMR〕法の業績)に贈られることになりました。
 田中氏は現在広範な分野で利用されているsoft laser desorption法の開発が認められたものです。

2002年ノーベル化学賞[PDF](ノーベル財団による日本語アナウンス)
The Nobel Prize in Chemistry 2002Illustrated Presentationイベント案内授賞式スケジュール

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日本化学会第83春季年会で行われたノーベル化学賞受賞記念講演(2003/03/20,早稲田大学)の会場風景と講演パンフレット


2002年ノーベル賞賞状の図柄
田中耕一さん受賞講演〉 | 小柴昌俊さん受賞講演

2000年/白川英樹さん受賞講演〉 | 2001年/野依良治さん受賞講演



参考図1:田中氏の論文[PDF]で用いられた試料例の牛インスリンの構造例〔同論文図5参照〕
PDBデータ1wavから作成;球表示はA鎖・B鎖末端アミノ酸およびS原子,太線は水素結合)
「eF-siteとProModeを見るために」1wavのChain A・B参照(プラグインのChimeが必要



参考図2:〔左〕ビュートリッヒ博士らのNMR分析によるPDBデータ例1qlzから作成したタンパク質(human prion)の高次構造
→ 〔右〕Picture gallery of NMR structures recently solved in the Wuthrich laboratory [Exciteによる和訳]
「eF-siteとProModeを見るために」1qlzのModel 1参照 | 狂牛病とプリオン/牛海綿状脳症(BSE)



参考図3:ビュートリッヒ博士の名前がHEADERに入っているPDBデータ例1a03から作成したタンパク質の高次構造
「eF-siteとProModeを見るために」1a03のModel 1参照



小柴昌俊氏ノーベル2002年物理学賞受賞関連情報


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ノーベル化学賞:2000年度2001年度「分子の形と性質」学習帳「生活環境化学の部屋」ホームページ